古い仏壇の修理と処分のしかた
ご実家などにある古いお仏壇の修理や処分をどうすればよいか?というご相談をよく受けます。
お仏壇は、故人を偲ぶところであり、伝統的な供養文化が受け継がれてきたものですし
ご家族、ご親族など、多くの人に関係することですので
ていねいに、円滑に進めたいところです。
ここでは、古くなったお仏壇の修理と処分についてお話していきましょう。
まず、お仏壇を修理することを「お洗濯」と言います。
古くなって傷みが出てきた仏壇は、仏壇店に依頼してお洗濯をしてもらいます。
実際にどのようなことをするのかと言いますと
まず、仏壇を一度解体して、部材それぞれの汚れを洗浄し壊れた部分やキズなどを補修していきます。
高価な仏壇の場合には、将来のお洗濯に備えて
細かく分解できるように、あらかじめ作られているものが多いようです。
費用についてですが、場合によって幅があり
ときに購入価格の5割以上の費用がかかるケースもありますので
事前の見積りをとってから、検討するのが良いでしょう。
また、お仏壇を新しいものに買い替える場合は、古いお仏壇を処分する必要があります。
しかし、お仏壇を一般の粗大ごみのように扱うのはやめておきましょう。
「お焚き上げ」という供養を行ってから、処分するようにします。
お焚き上げは、これまでお寺でおこなわれることが多くありましたが
近年では防災上の観点から、仏壇店が引き取り
僧侶を招いてお焚き上げをおこなうケースが増えています。
また、お仏壇を修理や処分するときは、ご本尊様と位牌の扱いに注意しましょう。
ご本尊と位牌をお仏壇から取り出す場合、その魂を抜く「遷座法要」が必要となります。
山梨県甲府市にある「臨済宗仏生山 浄正院」は、創建260年の歴史ある寺院です。
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